【Jeff beckレビュー 】編集部ゴトウ、アルバムLive at B.B. King Blues Clubを語る。【ジェフ・ベック】

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みなさん、ごきげんよう。『芸術の森』編集部のスズキです。

今回は、編集部の余裕派ことゴトウがJeff BeckのLive at B.B.KIng Blues Clubというアルバムについて一家言あるという事です。

今回はどのようなトチ狂った発言が飛び出すのでしょうか?乞うご期待ください。それではどうぞ。

Live at B.B.King Blues Club曲目&メンバー紹介

アーティスト名: Jeff Beck with Terry Bozzio and Tony Hymas 発表年: 2003

収録曲紹介:

  1. Roy’s Toy
  2. Psycho Sam
  3. Big Block
  4. Freeway Jam
  5. Brush With The Blues
  6. Scatterbrain
  7. Goodbye Pork Pie Hat
  8. Nadia
  9. Savoy
  10. Angel (Footsteps)
  11. Seasons
  12. Where Were You
  13. You Never Know
  14. A Day In The Life
  15. People Get Ready
  16. My Thing

メンバー紹介:

  • Jeff Beck (guitars)
  • Terry Bozzio (drums)
  • Tony Hymas (keyborads and synthesizers)

【編集部ゴトウより】Live at B.B.King Blues Clubとは【則天去私】

こんにちは、編集部ゴトウです。

この作品は、もはや天啓で音を奏でているとしか思えない、ジェフ・ベックの現時点での最高のライブ盤(オフィシャル)だと断言します。
ミス?音色?ベース不在?そんな細かいことを気にするならあなたはジェフを聴くのに向いてませんからスティーブヴァイでも聞いててください。

僕は70年代スタジオ盤のジェフのスリリングで完成度の高いプレイが大好きです。名曲も多いですし、ジェフのギターが音楽にピタッとハマっていますし、トータルで見ても素晴らしいバンドサウンドであると思います。

 

しかし時を越えて21世紀、ジェフは変わりました。いや、この人にとっては変わるということの方が自然で、変わらないことのほうがむしろ『変わっている』のかもしれません。

もはやこのLive at B.B.King Blues Clubというアルバムからは”意図”というものが見えません。まさに純粋な音楽。音の洪水。

冒頭にも書きましたが、もはや天啓、または無意識から発する狂気の産物としか思えない。なので適切な場所に適切な音をはめ込む、というような作業はこの音楽とは無縁です。もちろんそのような作業によって素晴らしい音楽が完成するということも僕は知っています。

しかし、ここでのジェフのギターの音は彼の感覚、意識から余計なフィルターを介さず我々の脳髄に一直線に突き刺さる真っ黒な波動のようなもので、彼の感性が音としてそのまま我々に届くのです。

そのためには「こう弾こう」「こういう思いを込めよう」という邪念があってはならないないはず。ジェフの指が勝手に動いてこの感動的な演奏を生むのか、はたまたジェフの脳内でなにかこのような演奏をさせる衝動が働いているかは僕にはわかりませんが、とにかく普段我々が思う”美”の価値観がいとも簡単に崩れ去るほどに純粋で美しい。

無の境地から生まれる音楽が一番美しいことはハッキリしています。同じギタリストで言えばパットメセニーやパコデルシアらもこの境地に達していると思われます。 とするに、この作品はジェフ・ベック流の則天去私であると私は思います。40年、音楽に純粋に向き合い、自分の信じる道を突き進んできた人間だけが出せる本当の音楽がここにあります。

このような音楽は非常に稀であり、私は1人の音楽ファンとしてロックはもちろん、クラシックからジャズ、ノイズから劇伴まで常に探してはいるのですがそうそう本作品に比類するものは見つかりません。

ロックファンだけでなく、全音楽ファンに是非聴いて欲しい名盤です。

【編集部スズキより】まとめ【Live at B.B.King Blues Club】

今回はLive at B.B.King Blues Clubをお届けしました。いやー、このアルバムはジェフ・ベックの狂気が全面に溢れた2000年以降の名盤の1つだと思いますね。

これ以降ジェフ・ベックはemmotion&commotionでメロウな方面の極地に辿り着き、最後にはLoud Hailerでワケのわからんドンチキロック、今更感溢れるヘンドリックスの猿真似に走ると。

1ファンとして最近のジェフ・ベックの醜態には悲しみを覚えていますが、このLive at B.B.King Blues Clubの様な輝きもあったんだよ!!!って事を声を大にして言いたいですね。

Live at B.B.King Blues Club、未聴の方は是非聴いてみてください。弾ける事、間違いなしです。

それでは、記事をお読み頂きまして有難う御座いました!

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