ピエール・ベンスーザンとは? おすすめ名盤・使用ギター・来日情報・tab付楽譜を紹介します

2018年4月12日Musicおすすめ記事, ピエール・ベンスーザン

当音楽コーナーでは、音楽の世界に於けるかなりマニアックだけども、とても素晴らしい音楽をご紹介していきたいと思います。今回は記念すべき第1回です。

ピエール・ベンスーザンとは?

ピエール・ベンスーザンの名前を聞いた事が無いという方はかなり多くいらっしゃると思います。

ピエール・ベンスーザンはアコースティックギター1本で音楽を成立させる『ソロギター』というジャンルに於いて「生きる伝説」と評される程の腕前を持つ音楽家なのですが、残念ながら日本では極々一部のミュージシャンに評価されるに留まっており、一般的知名度はほぼ皆無と言っても差し支えないのではないと思います。

しかし、リビングレジェンドと言われるだけあって、他のミュージシャンとは一線を画した独創的な音楽を奏でる事の出来る稀有なミュージシャンです。

まずはプロフィールを紹介します。

ピエール・ベンスーザン PIERRE BENSUSAN1957年10月30日 – )はアルジェリア系フランス人ギタリスト

元々はスペインからアルジェリアへ移民してきたユダヤ人の一家に生まれ、後にアルジェリア独立戦争の騒乱から逃れフランスパリに育つ。

彼の音楽はしばしばニューエイジ、ケルティック、フォークミュージック、ワールドミュージック、ジャズ等にカテゴライズされ、バックグラウンドは彼自身の語るところによればフォークミュージック、ケルティック、ジャズ、アフリカン音楽、シャンソン、ジャズ、アラブ音楽から影響を受けている。

音楽をはじめたのは7歳の時にピアノを始めたことと、両親と姉妹の家族全員が無類の音楽好きだったのがきっかけだったという。影響を受けたミュージシャンとしてはDavey Graham, Larry Carlton, Django Reinhardt, Martin Carthy, Nic Jones, Ry Cooder, Big Bill Broonzy, Reverend Gary Davis, Mississippi John Hurt, Doc Watson, Jimi Hendrix, John McLaughlin, Bert Jansch, John Renbourn, Ralph Towner, Wes Montgomery, Pat Metheny Paco de Lucíaと古今東西国籍問わずジャンルは幅広い。

わずか17歳でプロデビューし、ファーストアルバムは「Près de Paris」。著名なバンジョープレイヤーのビル・キースとマンドリン担当として共にライブツアーを行っていたこともある。DADGADと呼ばれる変則チューニングを自在に使いこなし、そのメロディセンスはしばしば現役のプロミュージシャンも憧れるほどである。楽曲構成はギター中心だが、管楽器やフレットレスベース、自身の歌やスキャットを取り入れることもある。

Wikipedia:ピエール・ベンスーザン『ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典』

ピエール・ベンスーザンのおすすめ名盤3選

ここからはピエール・ベンスーザンのおすすめ名盤アルバムを5枚紹介します。本音を言うと全てのアルバムが良いので全部聞いて頂きたいのですが…(笑)

ピエール・ベンスーザンおすすめ名盤その1『Vividly』

おすすめの名盤、アルバム『Vividly』から1曲『Mille Pattes』を紹介します。

いかがでしょうか?当アルバム『Vividly』は、ベンスーザン自身のボーカルによる歌物から、この『Veilleuse』のようなインストまで幅広く収録されているのですが、全ての曲において自然さを感じます。現代のJ-POPなどを聴き慣れた耳そのままで向き合うと、あまりの無加工感に驚いてしまうくらいです。

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ピエール・ベンスーザンおすすめ名盤その2『Intuite』

2枚目はソロギターの超名盤として、その道のアコギ弾きの中で知る人ぞ知るアルバム『Intuite』を紹介します。

全曲がオススメですが、ここでは1曲『L’alchemist』(アルケミスト,錬金術師の意味)という曲です。

1枚目のVividlyと双璧をなすアルバムがこのIntuiteですね。恐らくリスナーの人気もVividlyとIntuiteで2分されると思います。

2000年に発表されたIntuiteは純粋なソロギターアルバムで歌や他の楽器は一切入っていません。完全に1本のアコースティックギターのみで録音された作品になります。

これがまた、、、驚異的としか言わざるを得ないような音楽世界です。あまりにも美しいのに、その背後のテクニック的な難易度を一切感じさせない、恐ろしいくらいの美しさを持った音楽だと思います。

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ピエール・ベンスーザンおすすめ名盤その3『Wu Wei』

3枚目は『Wu Wei』というアルバムを紹介します。曲はタイトルトラック『Wu Wei』です。

個人的な意見としては、このアルバムからピエール・ベンスーザンの音楽表現が一段階上に進んでいったような感じがあります。

1994年にリリースされた、このアルバム『Wu Wei』以前のピエール・ベンスーザンは厳しい言い方をすると一介のワールド・ミュージックの次元を超えていなかったように思います。(とても厳し目に見て、です。少なくとも他のミュージシャンと比較すると『Wu Wei』以前から別格の存在であったと僕は考えています。他のジャンルのミュージシャンも含めて、です。)

しかし、この作品『Wu Wei』でピエール・ベンスーザンは完全に弾けました。1人だけ別世界へ飛んでいってしまったかのようです。

『Wu Wei』が発表された1994年といえば、巷ではパット・メセニーが中期パットメセニーグループの名盤ライブアルバム『The Road To You』 を発表した年です。

パットメセニーは、ライル・メイズを始めとした多くのメンバーの力を合わせて、彼らの宇宙を生み出しました。

しかし、ピエール・ベンスーザンはそれを、誰の力も借りずに1人でやってのけてしまったのです。それが事実かどうかは、このアルバム以降のピエール・ベンスーザンを一度聞けば、自然と納得してしまうでしょう。

 ピエール・ベンスーザンの演奏スタイル

ここからはピエール・ベンスーザンの演奏面スタイルに着目して解説をしていきたいと思います。

唯一無二の表現の一端を担う『DADGADチューニング』

ピエール・ベンスーザンはDADGADという、やや特殊なギターのチューニング方法を使用しています。

DADGADとは何を意味しているかというと、ギター弦の音名で6弦=D、5弦=A、4弦=D、3弦=G、2弦=A、1弦=Dとなっているところから名付けられています。

このチューニングで開放弦のみを鳴らすとDsus4コードとなり、3度の音程を持たないためメジャーKeyでもマイナーKeyでも対応がしやすく、かつDADGAD自体にも独特のキャラクターがあるというメリットがあります。

ベンスーザン自身はデイビー・グラハムから影響を受けてDADGADチューニングを始めたそうです。彼がまだ10代の頃、初めてDADGADチューニングの存在を知った時に、「俺はこのチューニングでいく。」と決めたそう。

ちなみに、私もミーハー心に火がついてDADGADをトライした経験があるのですが、レギュラーチューニングだと簡単に出来る事もやたら難しくなって全然弾けないため悲しい気持ちになりました(笑)

 

ピエール・ベンスーザンの来日情報

ピエール・ベンスーザンは過去に2度来日してコンサートを行っています。こちらのブログで2007年の時のベンスーザンのライブレポートが見れますので、参考にしてください。

残念ながら2007年以降は日本ではコンサートを行っていないんですよね。大ファンとしては非常に残念なところであります。

お隣の中国ではワールドツアーの度にコンサートを行っているようなので、日本に来ないのにはどういった理由があるんでしょうか?(ファンが少なすぎるのかな…)

ライブツアーのスケジュールに関しては、ピエール・ベンスーザンのオフィシャルウェブサイトより確認出来ますので、是非チェックしてみてくださいね。ヨーロッパやアメリカではかなり頻繁にライブを行っているようです。

まとめ

いかがでしたか?ピエール・ベンスーザンの標榜している音楽は普段はなかなか聞けないような個性的なものだったのではないでしょうか?

是非ピエール・ベンスーザンの音楽を気に入って頂けると嬉しいです!!日本でもファンが増えて来日コンサートして欲しいですねー!

当コーナーでは、これからも歴史に残る超名盤(でも、最近の人はあんまり知らない)を沢山紹介していきますので、是非シェア&ブックマークして、またご訪問頂けると嬉しいです!

最後までお読み頂きありがとうございました!